殺伐少女【短編】
「ふん!!!」
「え?どうかしましたか?優香・・?」
「ふぬぬむ!!」
あたし決めた!!!
今日春先輩に
告白するの!!!!
「つ、ついに狂ってしまいましたか・・・・シクシク・・」
「ち、違うよ美織ぃ!!!」
「それはよかったです」
「あの~ちょっと霧咲さん、いいですか?」
「あ、用件なら今ここでお願いできますか?時間ないので」
「え?あっと・・・そ、その・・・・」
「ここで言えないような事ですか?いやぁ!きっと私襲われるんだわ!!集団レイプよ!」
「ち、違うよ美織・・・・」
「きゃーいやーお嫁にいけませんわ!!」
無表情で言っても・・・
「僕はそれくらいで君をあきらめないよ!!」
「ちっ・・・・」
「み、美織・・・・」
「僕、君の事好きなんだ!!付き合ってくれない???」
「ごめんなさい彼氏いるので」
「み、美織・・・・棒読み・・・説得出来ないよ・・・」
「ちっ・・・・」
「彼氏いないんだ!!?よかった!!まだチャンスはあるね!!!」
「ふぅ・・・」
「み、美織ぃぃこれ以上Sランク上がったらこの子精神的に死んじゃうってぇ!」
「あなたには私を好きになる権利なんてありませんわ、いえ、半径30cm以内にも入らないでくれます?汚らわしいですわ。私を好きになっていいのは涼さんぐらいですのよ」
「わー涼君と上手くいったんだー☆やっぱりぃ☆」
「いえ☆」
「へ?」
「『好きになっていい権利』をもっていいだけですわ☆」
「えーっとぉ???つまり・・?」
「彼氏にしていいということではなくて、涼さんが私の事を好きになっても宜しいけど
私は好きにならないということです」
「あー・・・そゆことか・・・一応認めてるってことね・・・・」
「えぇ☆」
「っていうか!!違う!なんか違うっ!!」
「はい?」
この章あたしの恋愛物語なんじゃないの!?