殺伐少女【短編】

・・・・。

本当の俺は

フツーに嫉妬深くてシャイだ。




・・・・だって

ゆり組の沙希ちゃんに告白されたときも
本当はまいちゃんが好きだったのに真っ赤になって
「・・・僕も沙希ちゃんが好き」
って・・・・好きじゃねーよ!!!!
俺はまいちゃん一筋だよ!!!!
てめーみてーなやつ好きじゃねーよ!!!!


って心の中で思ってたりしてた。


んで、今「殺伐少年」だろ?
しらねーよ。てかちげーよ。「シャイボーイ」だよ。

「はぁ~」
ガチャ

「あら?無防備ね」

「!??」

「鍵かかってなかったわよ。」

「!??ってか何で!??」
「お味噌切らしちゃって」
「えぇ!?」

「あら、殺伐少年の面目台無しね、真っ赤よ」
「っは!??」

「何で解るんだ?って?そりゃわかるわよ。私と同類じゃない」

「ま、まぁな・・・」
「フフフ・・・」


びびったぁ~;;

心臓停止するかと思ったぁ・・・・;

「何ですか!?これは!?」
「あぁ・・・・えぇっと・・・・」
「こ、これはお味噌ですか!??」
「うん、一応。」

「なんて汚い・・・・」

「いっつもコンビニの弁当で済ましてっからいいんだよ」
「不安定な食生活ですね・・・・(呆)」
「そんな呆れなくてもよくね?」

「・・・・・(哀)」

「今度哀れんでんの?」
「・・・・・・可哀想な冷蔵庫・・・・」

「・・・・・・・」


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