K.O.O.L−kiss Only One Love
あたしはお弁当を食べながら、向いに座る涼太に
「…ねぇ。涼太…なんでエッチしないの?」
ストレートに聞いた。
「ッブ!!何をいきなり言うかと思えば…」
あたしは恥ずかしくなって下をむく。
「…そりゃぁ、俺もお年頃ですから…今すぐにでもしたい。ホント、今すぐココでしたいくらいなんだぞ?
…でも…。」
「でも?」
「夕葵の中の何か…か、誰か…かは、わかんねぇけど、それがいなくなって、俺で全部埋めつくされたら…抱く」
「…涼…太。」
「…だから俺は焦らないし、待つから。」
「…うん。」
「そのかわり…抱く時はおもいっきりイヤらしくやらせていただきます♪」
「…バカ」
涼太はあたしの頭を撫でて、軽くキスをしてくれた。
−−−−−−−
涼太は気付いていたんだね。
あたしの中で消化出来ていない事がある事を…