【完全版】秘密のフィアンセ☆ 上
きっと、佑斗は知ってるよね?
そんな気がするんだけど…。
「そんな事知ってどうするんだよ?」
変わらず髪を撫でてくれるけど、口調は少しキツくなった。
「だって、やっぱり気になりながらじゃ、落ち着かないし…」
「別にいいじゃん。どんな理由でも、お互いが好き合うなら」
それはそうなんだけど…。
絶対に、何かを隠してるよね。
「でも、気になりながらだと、きっと佑斗の事を本気で好きになりきれない」