【完全版】秘密のフィアンセ☆ 上
「うん…。ありがとう」
良かった。
これで真実が聞けて、少しは納得してここで生活が出来る。
佑斗は、横になったまま、私を抱きしめると、いつの間にかそのまま寝入っていた。
寝顔も、カッコイイな…。
佑斗の寝顔は、けっこう好き。
だって、かなり無防備になってるから。
佑斗…。
そんなに、私の事を好きでいてくれてるの?
さっきの会話で、自分への愛情を確信した。
「ありがと」
寝顔の佑斗の唇に、一回だけ軽くキスをすると、私もそのまま眠りについたのだった。