【完全版】秘密のフィアンセ☆ 上
「佑斗が…?」
思わず佑斗の方を見ると、目が合った。
「お前に、余計な心配をかけさせたくないって、そう言ってくれたんだ」
そうだったんだ…。
「だからな由奈…、佑斗くんの思いを…」
と言いながら、お父さんはクククと、笑いを堪えている。
「ちょっと何よ!」
よく分からないけど恥ずかしくて、ついムキになってしまった。
「いや…。若いっていいなと思っただけだよ」
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