【完全版】秘密のフィアンセ☆ 上
「だってそれは…」
えっと…。何でだっけ?
気が付いたら、佑斗は私の手を握っていた。
ダメだ。
まともな思考回路にならない。
「由奈も、オレが好きだろ?」
真っ直ぐな目で、私を見つめる表情は真剣だ…。
「う、うん…」
雰囲気に流されてるのもあって、つい頷いちゃった。
「だったら、信じろよ。オレは、他の女を見たりしない。由奈、お前しか見てない」
そう言うと、またキスをしてきて、ゆっくりとその場へ倒してきた。