【完全版】秘密のフィアンセ☆ 上
「やっぱりか…」
そう言いながら、ベッドの上へ座り直した。
「ねえ、佑斗。本当の事を教えてよ」
私も座り直し、佑斗と向き合う。
何か隠してる…。
それが、ずっと気になっていた。
「分かった…。もう、お前も知ったから、いいよな」
困ったような笑顔を向けて、佑斗は話し始めた。
「お前を狙ってるのは、羽山(はやま)組ってやつら。で、琴はまだハッキリとは分かってないけど、怪しいんだよ」