【完全版】秘密のフィアンセ☆ 上
有り得ない同居生活
別に、案内してもらわなくてもいいんだけど…。
このまま帰してください!
そんな事を考えながら、無言で歩く佑斗の後をついて行った。
もう!
あんな長い足で、スタスタ歩かないでよ。
こっちは、早足でないと追い付けないんだから。
ムカムカしながら歩いていると、
長い廊下の奥にある部屋の前で、佑斗は止まった。
部屋の向かいはガラスドアで、庭へ出れるようになっている。