【完全版】秘密のフィアンセ☆ 上
新生活の始まり
「う~ん…」
眩しい。
私の部屋って、こんなに朝日が入ってたっけ?
半分寝ぼけながら、目を開けると、目の前に佑斗の寝顔があった。
そ、そうだ!
私、佑斗と婚約したんだった。
我に返り、ベッド側の小窓に目をやる。
ここから朝日が入ってるんだ。
「もう、カーテンくらい閉めてよね」
ぶつぶつ独り言を言いながら、カーテンを閉めると、背後から佑斗の声がした。
「何?まだ寝るの?」