関西最強女VS関東最強男


「ここか…」


「よくこんな倉庫見つけたな、あいつらも…」


「まだこんな倉庫があいとったんか…」


「関東の族のくせに堂々と関西の倉庫に溜まり場つくってんじゃねぇよ」


「晃、行くで」


うちは倉庫のシャッターを開けた。


すると今まで聞こえてこなかったバイクのエンジン音や人の奇声が聞こえてきた。


「ひでぇな…」


音がうるさくて晃が言った事もわかんない。


とりあえずうちと晃は倉庫の中に入った。


すると今まで五月蝿かった倉庫が一気に静かになって皆の視線がうちと晃に移りよった。


「誰だテメェら!」


「誰の許可してここにきやがった!」


そう言って一人の黒い特攻服着た男が晃目掛けて金属バットを投げて来よった。


せやけど晃は前を向いたまま歩いとる。


そして金属バットが晃の顔にきた時、晃はそれを片手でキャッチしよった。


「さすが晃」


「いや、瑠李には及ばねぇよ」


そう言って晃はバットを地面に落した。


それを見てた男たちは少し驚いとる。








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