関西最強女VS関東最強男
「うちらが向こうの族の倉庫行った時は仲間はおらんかったけど二人だけおったやん」
「……」
「晃?覚えとるやろ?颯と…たしかもう一人おったな……あ!せや、龍や!あいつも颯と一緒に転入してきよったで?」
うちがそう言うと晃の手がピクっと動いた。
「…晃?」
「あいつら…」
「何や?」
「こっちに何しにきたんだよ」
「あぁ……確か関西の族を全部潰しに来た言うとったな。その後聞いた話しやと、関東から関西の族に乗り込むのは無理があるから族の一部をこっちに移動させて少しづつ族潰して行く言うてたな。『最後の標的は“華龍”だからな』って言うてたわ」
「あんの野郎…」
晃は拳に力をいれて正に怒ってるオーラを放った。
晃と龍は遠い親戚で超仲が悪い。
せやから、うち的にはあんまり晃と龍を会わせたくないんや。
顔合わせたら滅多に喧嘩しない晃が暴れだしてしまうからな…。
「せやけど、うちらの族は絶対潰れんで。なんせ、この瑠李様がおるからな!」
うちがそう言うと晃は少しうちを見た後、笑みをこぼし、
「そうだな」
そう言った。
「せやで!……せやけど…」
「何?」
「うち的には…颯と勝負したいねん…」
「…は?!」
「……」
「晃?覚えとるやろ?颯と…たしかもう一人おったな……あ!せや、龍や!あいつも颯と一緒に転入してきよったで?」
うちがそう言うと晃の手がピクっと動いた。
「…晃?」
「あいつら…」
「何や?」
「こっちに何しにきたんだよ」
「あぁ……確か関西の族を全部潰しに来た言うとったな。その後聞いた話しやと、関東から関西の族に乗り込むのは無理があるから族の一部をこっちに移動させて少しづつ族潰して行く言うてたな。『最後の標的は“華龍”だからな』って言うてたわ」
「あんの野郎…」
晃は拳に力をいれて正に怒ってるオーラを放った。
晃と龍は遠い親戚で超仲が悪い。
せやから、うち的にはあんまり晃と龍を会わせたくないんや。
顔合わせたら滅多に喧嘩しない晃が暴れだしてしまうからな…。
「せやけど、うちらの族は絶対潰れんで。なんせ、この瑠李様がおるからな!」
うちがそう言うと晃は少しうちを見た後、笑みをこぼし、
「そうだな」
そう言った。
「せやで!……せやけど…」
「何?」
「うち的には…颯と勝負したいねん…」
「…は?!」