いつもとなりにはキミがいた
あたしはずっとあれからテンションが高かった。
いや、違う。 無理矢理上げようとして頑張ってたんや。
確かにシュウ君に勉強を見てもらえるのは嬉しかったけど‥‥‥
勉強やで? なんで勉強やのに喜んでんの?
プツンと糸が切れたように顔から笑顔が無くなった。
「次は女子からやっていくからね〜青柳さん?」
あ、次うちの番や。
分かってるのに体の力が抜けたように立たれへん。
どないしよ‥‥‥
皆があたしを一斉に見て騒ぎ出した。
「あぁっ! 次はうちがリコーダーしまーす!! 先生いいですか?!」
と言ってくれたのは操やった。