いつもとなりにはキミがいた
それからあっという間に前半戦を終え、笛が鳴った。
雄ちゃんは水を顔にかけて
早足で控室の中に入って行った。
「なぁ喉渇かへん?
あっちに自動販売機あるから買ってくるわ。」
しいちゃんは鞄から財布を取り出す
「あ‥うちも一緒に行こか?」
「ええってええって!!!!
すぐそこやし。じゃミホはコーラな♪」
あたしの返事も待たずに
しいちゃんは自動販売機まで走って行った。
試合は、一対一と凄く見応えのある試合となった。
シュウ君ともう一人のFWの人(2年生)がボレーシュートを放ちゴールに吸い込まれた。
まるで時間が止まったように綺麗なシュートだった。