いつもとなりにはキミがいた
嘘つき



やっと試合が終わった。


その間はあたしは雄ちゃんの足に釘付けで試合がどう進んだなんかお構いなしだった。



「もうっ!ミホってばどうしちゃったんよ。それにしても試合負けたね」



しいちゃんはため息をつきながら手を頬っぺたに当てて退屈そうにした。



「‥負けたんや。あ、ごめん!!!!しいちゃん先に帰ってて!!!うち用事思い出したわ」



慌てて鞄を持って立ち上がった



「負けたんだ‥って見てなかったん?! てどこ行くねん!用事って何〜ミホ」



あたしは振り返りもせず 雄ちゃんの座っているベンチに一直線に走った。




っ‥っえ‥‥?なんで‥‥







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