いつもとなりにはキミがいた
「そんなん誰だって思うよ!!
うちだって‥‥その、好きな人に彼女おったら‘別れてー!!’って思うもん。」
「ほんまに?! ってミナコって好きな人おったん?!」
ミナコは下を向いて頬をピンク色に染めた。
そんなミナコがとびっきり可愛く見えた。
そう言えば、3人でおるときは
操のシュウ君の話とうちの恋愛話で盛り上がってて
ミナコの恋ばななんて聞いたことがなかった。
「え〜? だれだれ?!」
「いや〜今は内緒で? そのうち分かることやしね。
このこと、まだ操ちゃんには内緒にしてて。」
「うん! 了解! でも、ミナコの好きな人ってどんな人なんやろ〜
めっちゃ気になるわ!」