いつもとなりにはキミがいた



「明日から英語始めよか?
もうテスト期間も近づいてきたし」



「うん‥‥‥でもうち英語苦手なんよな〜。」



いつもの帰り道。



シュウ君とうちの身長差が激しくて上目遣いになる。



「あぁわかる! 俺も一年のときは英語嫌いやった。
なんで日本人やのに英語勉強せなあかんねん!!
とかよう考えてた」



「うんうん!! わかる♪ ほんまに英語苦手や〜。」



明日の持ち物の確認をしてシュウ君と別れた。



告白されてからなんてなく気まずくなるんかな?



って思てたけど、シュウ君はいつもとなんも変わらず接してくれた。



空気だって、いつもと何も変わらずに。



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