いつもとなりにはキミがいた
教室には固まって食べてるグループがあって
ぽつん、ぽつん、一人で食べている女の子がおって
心配そうにチラ見してはお弁当を食べている卓セン。
「教師っていろいろ大変なんやな〜」
「うちらの為に、夜遅くまで先生頑張ってるんやもんね」
操はどうでもいいと言わんばかりに、卵焼きにがっついていた。
卓センはまだ残っているお弁当にふたをして立ち上がった。
だんだん慣れてくるこのクラス。
グループが出来てきて、なかなかそれに追い付けない子も出て来たいま
卓センが頭を抱えるのも無理はない。