いつもとなりにはキミがいた



「だれ〜このお姉ちゃん」



麗君はあたしを指さして、シュウ君を見上げた。



不思議そうに瞬きを繰り返す麗君がなんとも愛らしく見えた。



「このお姉ちゃんはお兄ちゃんの友達。」



「ともだち? お兄ちゃんの?」



そう言って、麗君はあたしの前まで歩いて来た。



「ぼくの名前は、れいです。」



「賢いね〜!! 麗君♪」


麗君はニコッと笑って抱き着いてきた。



小さい子が大好きなあたしは麗君を優しく抱きしめた。



「おい〜、麗、んまえお兄ちゃんに会いに来たんちゃうんかぁ〜」



「ヒャヒャヒャッー!!こちょばいよ〜〜」




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