いつもとなりにはキミがいた



「‥しょうがないよ。でも雄ちゃん頑張ってたし」



「俺もまだまだなんやて痛感した。せっかく神様から与えてもらった機会やったのに負けたらなんにも残らん。」



「そんな事ないんちゃう。少なからずうちは雄ちゃんが頑張ってたん見てたんやし。」



「‥なんか、ありがとうな。俺もサッカー頑張るし、おまえは何や‥その委員会とか頑張れよ」



「わかってるよ!!!話終わったんなら早く出てってよ!!!いちようレディの部屋なんやから!!!!」



雄ちゃんは、「はいはいレディね」と笑いながら 部屋を後にした。



雄ちゃんがおらんくなった部屋は冷たくなったような気がした。




うちは雄ちゃんが好きや。



そのキモチだけは誰にも負けへん、のに‥‥。



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