いつもとなりにはキミがいた
「ミホはええな〜。
あんなカッコイイ人が近くにおって」
「雄ちゃんは違うって!!!」
あたしは慌ててランドセルをロッカーに押し込んだ。
「ミホの嘘つき〜
顔赤いで?」
えっ!?また顔に出てた?
慌てて手鏡を見る。
「もぉ〜しいちゃんのアホ」
またしいちゃんに騙された。
「ほんまあのカッコイイ先輩が中学に行ったら
ミホ大丈夫なんやろか?」
「大丈夫やし〜
雄ちゃんがおらんでも!!
だってもうすぐ5年生なんやで。
それに5年になったら泊まりやってあるもん♪」
「ほんまに大丈夫なんかね〜」