いつもとなりにはキミがいた
先生は教卓から出席簿を脇に抱いて教室から出て行った。
「はぁ・・・・・疲れた。」
俺は左腕を枕にするようにして机の上にだらんと倒す。
すると、ドアがまた開く音がしたと思ったら
「よっ? 一緒に帰れへんか?」
ドアのところにはシュウが立っていた。
「・・・・ん♪ 」
俺達のアイコンタクト。
俺はシュウには心を開いてなんでも言えるみたいだ・・・・・。
だから、シュウの存在に甘えた。
親友でありライバルでもある。
それは、サッカーでもそうだったように。