いつもとなりにはキミがいた



先生は教卓から出席簿を脇に抱いて教室から出て行った。




「はぁ・・・・・疲れた。」




俺は左腕を枕にするようにして机の上にだらんと倒す。



すると、ドアがまた開く音がしたと思ったら





「よっ? 一緒に帰れへんか?」




ドアのところにはシュウが立っていた。




「・・・・ん♪ 」



俺達のアイコンタクト。



俺はシュウには心を開いてなんでも言えるみたいだ・・・・・。




だから、シュウの存在に甘えた。



親友でありライバルでもある。



それは、サッカーでもそうだったように。






< 210 / 239 >

この作品をシェア

pagetop