いつもとなりにはキミがいた



ミナコの顔を見ると幸せそうな顔をしていた。




2年生になっても3人一緒のクラスになれますように。と願った初詣。




「最近、シュウ先輩元気ないみたいやねん。 ミホなんか知ってる?」




「え? ううん・・・・・。 うちもずっと会ってないよ、サッカー忙しそうやし」




「そっか。 なんかうちがしてあげられることってないかな〜。」




乙女だ。 こんな可愛い顔をして笑う操に心がホッコリする。




ミナコも操も。





操がシュウ君のことで笑顔になればなるほど、あたしはシュウ君に寄り添いたいと言う気持ちを消すことが出来る。




複雑だ・・・・・。親友の好きな人に告白されるなんて。




最近は友達と居ることが一番楽しいんだ。





雄ちゃんとは会えない。





たまに窓の外から帰宅した雄ちゃんを見ることが出来る。




そんなひと時の幸せだけでいい。




もともと住む世界が違い過ぎた。




片思いなんてツライだけ。





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