いつもとなりにはキミがいた


「おまえ、彼女作らんの?」



ある昼休みのこと。 ボソッと言った俺にシュウは




「・・・・え? あっ雄は? 今更やけどさ・・・・高峯、と別れた理由って高校が別々になるからって言う理由やったん?」




ロールパンを乱暴に口に放り込んだ俺はむせかえす。



「グホッ・・コホン。 ほんま今更やな? ま、そやけど。」




「・・・・・・・」




「・・・いやいや。 おまえが高校別々になる=別れ みたいな言い方したから・・・・・。」




「えぇ?! 俺の、せいなん?(苦笑)」




「いや・・・そうじゃないけど。」




「じゃなんで? なんで高峯と別れたん?」



いやいやいやいや・・・・おまえがそれ言いますか?





俺は食べ終わったパンの袋を持って立ち上がった。



お弁当の唐揚げをつつくシュウに向かって




「付き合ったことないおまえには・・・一生ーーわからん(笑)」




「はぁぁ? なんで最後笑うとこかぁ?」





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