いつもとなりにはキミがいた
「もう会える時間減るのに・・・・・それでいいの?」
「うん・・・・まだまだ子供過ぎて相手にされへんと思うし。 高校行ってくれた方が会わんでいいし」
そう強がって言ったあたしに、ぽつりため息をつく操。
先週卒業式が終了したらいし。
やっと春休みを迎えたあたしたちはタプオカがたっぷり入ったミルクティーを片手にガールズトーク中。
その中に一人居ないのはどこか淋しい。
ミナコは風邪をひいたと言って1年生最後の授業を欠席した。
「ミナコ、大丈夫かな?」
「卓センがこの前サッカーの手本見せた次の日から休み出したんやっけ?(笑)」
「ははは!!そうそう!! 確かそうやった〜!」
「ミナコも物好きやな〜!! うちはシュウ先輩一筋やけどさっ みんな恋する乙女やな〜♪♪」