いつもとなりにはキミがいた
「いや‥違うねん。別に言い訳するつもりはないけど、ただなんかおまえの顔が無性に見たくなった。だから来た、なんか文句あるか?」
雄ちゃんは鼻を手で擦りながら目を逸らした。
雄ちゃんは恥ずかしくなったり、攻められたりすると鼻を擦る癖がある。
小さい時から見てきた事やからそんなんすぐにわかる。
「ふ〜ん、なにそれ。まぁいくらでも顔ぐらいやったら見ていいよ〜う」
そう言って腕を組んで見せた。
「また上からや!!!!おまえさ何組なったん?」
「あ〜学校のことは聞かんとって。」
そう言って口を開ける事を断固拒否した。
「なんでや?イジメられたか?‥‥ん〜あぁ!!!!わかった。もしやしいちゃんとクラス離れたんか?」
またもら図星を付かれてしまった。
ばれたらしゃあない。