いつもとなりにはキミがいた



やっぱしあれから目も合わせない真実とあたし。



担任もあたし達を心配していたけど、先生が中に入ると余計ややこしくなりそうだったから適当にごまかした。



「なぁミホ?うちとはもう仲良くせんでもいいから、でも修学旅行のメンバーは一緒になって?お願い!」



そう言っていきなり頭を下げた真実。



「なんでうち?真実やったら他にも友達いっぱいおるんちゃうの?」



でも違うかった。



「あんなん友達ちゃう。 ひやかすだけひやかして、あとはほったらかし。 こんなん言えんのミホしかおらんねん。」



そんな‥‥真実はいつだってうちの太陽やのに。



「うん‥いいよ、でも一つだけ」


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