いつもとなりにはキミがいた
「シュウ君!」
真実と別れて家に帰る途中、シュウ君に会った。
「あ、ミホ!おかえり」
「うん。ただいま♪今日は学校昼までやったん?」
シュウ君はいつもオシャレな私服を着ている。
「うん、テスト前やから昼まで。ノートちょっと借りてたから雄に返しに行こ思て」
「そっかー じゃうちもランドセル置いたら、雄ちゃんち行くわ!」
「じゃ待ってるわ!」
あれから雄ちゃんは普通に生活が出来るぐらい回復をとげた。
もう今年で受験生ってこともあって、雄ちゃんは前よりも勉強に励んでいた。