いつもとなりにはキミがいた
「なんやろ〜誰か来たんかな?」
「んー、先輩のカレシでも迎えに来たんかな?
ミホちゃん見に行こ」
そう言って、あたし達は
声がするほうに足を進めた。
「‥え?雄ちゃん」
そこに立っていたのは
いつもカッコイイ制服を着た 雄ちゃんやった。
あたしが中学に上がって
雄ちゃんを見たのは これが初めてやった。
「え?ミホもバレー部やったん?」
「なになに? 雄砂、ミホちゃんと知り合い?」
なんて、少し上目遣いで 雄ちゃんを見る 香織先輩。
あたしの頭の中は?でいっぱい。
「うん、コイツ俺の幼なじみやねん。 な?ミホ」
「え?あ、うん。」
あたしはアタフタして
雄ちゃんに返事をした。