いつもとなりにはキミがいた
「あぁうん。 ミホ‥‥っていつバレー部入ったん?」
「えーと 入学式終わってすぐやったけど、ユウが迎えに来る時にはミホちゃん達一年生は帰ってたからね〜。 だから今まで会わんかったんかも」
「そっかぁ。 ミホのやつよろしくな」
「ははっ♪なによそれ。 なんか保護者みたいユウ」
「まぁそんな感じやから」
そんな他愛のない話をしているうちに香織の家に着いた。
「家の前で話そ?」
香織は振り向いて俺に言った。
「え? いや今日はごめん、しんどい。 香織も疲れてるんやし、今日はやめとこ? どうせ明日デートなんやし」