ド†クールな彼氏様ッ!
『はいはい。落ち着こうねー杏。で、彼女かって?彼女じゃないの?』

アタシをなだめて聞くのはアタシの友達、

性格はサバサバしてて、頼りになる、性格よし、スタイルよし、の美人。

伊藤 唯(いとう ゆい)

17歳 高2で小学生の頃からの親友。

「だって、喋りかけた途端シカトだよ?聞いてないしっ!」

さっきの事を思い出しキーキー言うアタシ。

『あははははっ!なーんだ、んなことか。』

そういって笑い出した唯。

「そんな事って何さ!大事(オオゴト)でしょ!!」

イラつき度が増してるとそれを抑えるかのよう唯が頭に手を置く。

『そんなら大丈夫。野田君、無口でクールなプリンスで有名なのよ?む・く・ち。わかる?』

呆れながら言う唯に数秒間かかって理解したアタシ。

「そ、それじゃ、無視した訳じゃないってことか!なんだーも~」

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