この青空に
始まり

青年

3年前、世界は平和だった。                    ただ過ぎていくだけの日常、特に行く価値もないのではないかとも思える学校、帰りに雨に降られた時のうっとうしさ。全てにおいて何の意味も結果も生まない、ただ退屈なだけの日常。               どこかのジジイが言っていた今の平和があるのは自分たちが戦争をした結果だと。自分たちのお陰で今の平和があると。                       くそったれ。負けて得られた平和になんの意味がある。生かされていることから目を背けてまるで自分たちだけでこの今を生きているような顔をして…くだらない。
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