167~君と過ごした日々~
ハタチマデガヒロミサンノゲンカイダトオモッテクダサイ。

その言葉が、私を追い込んだ。

二十歳までしか生きられないの!?

どうして!!!どうして私なの!?

私は、お母さんよりも早く逝かなければならないの!?

「いや!!!!いやだ!!!怖いよ!!!」

私の心は冷静を失っていた。

お母さんも立ち尽くし、医者も下を向き、私から目をそらした。

どうして・・・。どうして・・・。

どうして私なの!!!!!!!!!!

私の心には、失望と死への恐怖しかなく、希望を絶たれてしまった。

何もかもがイヤになった。

リスカもした。そのときは、医者に怒られた。お母さんにも怒られた。

でも、反省なんかしなかった。どうせ死ぬんだから。

そう思ってた。


彼に出会うまで・・・
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