167~君と過ごした日々~
私は、2ヶ月間の入院を終え、ようやく退院することになった。

念願の高校に入ることになったのだ。

「博美。よく聞いて」

突然、お母さんが真剣な声になって話し始めた。

「博美は、特別校舎に入ることになったのよ。なぜだかわかる?」

「うん・・・」

やっぱりか・・・。私が普通に教室で勉強することができるなんて思ってなかったから、大体予想はついていた。

でも、いざ現実を突きつけられるとイヤになる。

でも、頑張る。そう決めた。たとえ二十歳まで生きられなくても・・・

私は、それまでの期間を精一杯生きる!!


そして私は、この誓いを守りきり、

笑顔で逝く!!
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