時を越えて ~約束~




「15番だけど。」


「そっか。じゃあ一樹たちと隣か。」


それを聞いた柚妃が顔を綻ばせる。



「やった!!バス一緒に乗ってられるね。それにラストの番号だから最後まで一緒に移動できるよ!」

「うん。よかった。」


思わず笑みが零れる。柚妃のこういうところにいつも私は救われる。




「そろそろ、バスに乗る時間だね。行こうか。」


そう一樹くんが言って、私たちは動き出した。





< 18 / 96 >

この作品をシェア

pagetop