時を越えて ~約束~




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『ねえ琥珀。』


『なに、瑠璃。』


『わたし、もうすぐあなたに会えなくなるわ。でも、その時が来ても、あなたには笑顔でいてほしいの。』


『っ!何を馬鹿なことを言っているんだ。君はまだ死なないだろう?何故、そんなことを…。』


『確かに、今すぐにって言うわけじゃないわ。だけど必ずその時は来るし、その時が近づいていることもわかるのよ。』


『…俺は、瑠璃を失うことだけは嫌だ。』


『私も、あなたと離れるのは嫌よ。だから、約束をしましょう。大事な大事な約束を。』





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