時を越えて ~約束~
もうお昼だから、昼食を食べたい。
一週間過ごすところは、きれいな感じのログハウスでキッチンも完備されている。
材料もあるけど…ひとつ問題が…
それは、
二人が協力しないと料理ができないこと。
私たちは協力なんて無理だし、しようとも思わない。
だけど、お腹は空く。
どうしよう・・・
そう思っていたら、陸人が
「メシ、食べないの?」
って私に声をかける。
「食べるよ。」
そっけなく返すと、
「じゃあ作らなきゃだろ。」
なんて当たり前のように言うから少し驚く。
「何食べんの?」
「何でも。だけどこの林間学校二人じゃないと生きていけないみたいだし。俺、死にたくないし?まあ花鈴が死にたいって言うなら止めないけど。」
本当にムカつく野郎だ。
「陸人って馬鹿なんだね。私が死にたいとかありえないから。」
「ふ~ん?俺にいじめられてた時も、そう思わなかった?」