時を越えて ~約束~
二人はどう見ても恋人なんだけど、暑苦しさを感じない。
さっきの台詞だってよく考えるとかなり恥ずかしいのに自然な感じがしたし。
それから二人の会話は他愛もないものになったけれど、私は穏やかに瑠璃と琥珀の会話を聞いていた。
―――しばらくして。
ふと気付いたことがある。
この間から見ている夢。その夢を見たときの違和感がここにあるんだ。
もしかして、この夢は全部繋がっているんだろうか。
たしか、バスで見た夢の中にも、瑠璃・琥珀と呼ばれる男女が出てきてた気がする…
そう思った刹那。
急に場面が変わって、私は一人の女の人と
また、あのここに来る前に居た
闇の世界に居た。