時を越えて ~約束~



「どういうこと!?お別れって、なんで!?」

『時間なの。あなたは覚醒する。その後はこんな風に気軽に話せないのよ。寝ているとき、これからあなたは記憶を見るから。』



そう話しているうちにも、瑠璃の輪郭がぼやけていく。



「いやだよ!!まだたくさん話したいのに!」


『大丈夫。あなたなら、必ず。あと、別に無理して琥珀を探す必要はないわ。あなたはあなたの道を進んでほしい。…忘れないで。あまり、こうやって話すことはなくなるけれど私はあなたの一部としてあなたの中に在るわ。』




そういうと、瑠璃は優しく笑いながら光の中に消えていった。




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