時を越えて ~約束~
・・・それは花鈴に復讐すること。
今思えばかなり自分勝手だとも思う。
だけど、とめられなかった。
それから俺は、まず男子を味方につけた。
もともと花鈴はなぜか地味にしてて男子からからかわれてたから花鈴をいじめるのにそう時間はかからなかった。
女子も味方にしようとしたけどそれはできなかった。
女子はみんなかなり花鈴のことが好きみたいでいじめには絶対参加しないしいつも花鈴をかばってた。
小学5年生になってもクラスのメンバーは変わらなかったからいじめは続いた。
小学生も高学年になるとだんだん口だけでなく手が出るようになった。
俺は直接殴ったことはないけどいつも花鈴が殴られるのを静かに見ていた。
いじめの首謀者が俺だってことは女子もわかっていたはずだけど誰も何も言ってこなかった。
たぶんそれは俺が結構モテてたからだと思う。
だけど一人だけ俺に言ってきたやつがいる。
そいつは俺の幼馴染で花鈴の親友の柚妃。