刻の無い少女


どうしたんだろう?


「早く中へ入るぞ。」



身を翻して戻っていく虚。




今度は言えた―――


「まっ待って…。
動かないの。」


「なに!?」



急いで私の足を診てくれた。



私の足は赤くなって少し腫れている。



そして動かない






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