刻の無い少女


「虚?」


頑張って伸ばしてくる手は私を気付かってくれているのか?




「またしばし眠れ…。」



うなずいて目を閉じた鵯はもう目が覚めないのではないかとよく思う。





ここに連れてきた時も3日間ずっと寝ていた。







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