刻の無い少女
拝啓


食べ物がおいしい季節になりました。



あなたは、何がお好きでしょうか。




虚は好き嫌いがないかのようになんでも食べてくれます。



私はアケビという果物が嫌いです。虚は何事もなく食べていましたが…。



最近、庭先で焚き火をしました。中に芋を入れて焼き芋です。


焼き芋はあんなにホクホクとして温かくおいしいのですね。





今の庭は、葉が落ちて殺風景です。しかし、そこにも趣きがあり、虚と焚き火をしたり楽しいです。






時折見せる虚の新しい一面を発見したり、新しいことを知る毎日が私はとても楽しいです。




これがずっと続けばいいそう思います。





お元気で。







敬具









< 8 / 143 >

この作品をシェア

pagetop