刻の無い少女
――謎の場所
普通のおなごなら赤くなって拒否するところをあっさりと…。
刻(記憶)が無いとはなんとも恐ろしいのぅ~。
クックックックッ
これから行く末が楽しみだのぅ。
こちらへ来るか
居残るか
はたまた誰かがさらって行くか
表れる選択肢は無限大じゃなぁ。
定められた一本の線などありはしない
各各(おのおの)が行く道案内など冥土だけで十分じゃわい!!
はぁ~
長々と考えてもしょうがない。
いつか一度会いに行くか、刻無に……。
それまでに、仕事の山を終わらせるか。