恋苺

先輩、私の手握ってんだけど...

うわーやっぱ二人はキツいなー

...!!てか先輩の顔近っ!!

「あの、先輩...顔が」

「え?!」

うわ!!
先輩がこっち向いたら先輩の唇が私の額にあたった。

え?
思考停止。

「先輩、あのおでこに口が・・・」

「ごめん。チョッとこのままでいたい」

えー!!?
チョッと勝手すぎます!!
恥ずかしい・・・

「先輩??」

「俺、指原さんに一目惚れした。もしよかったら付き合ってくれませんか・・・・??」

待って!!
先輩おかしいのかな?!
私に一目惚れとかおかしいでしょ!

うわ!!
先輩と目があっちゃった。

「先輩それウソ告とかぢゃないですか・・・??」

失礼だったかな??

チュ
え??
今、私の・・・私の・・・私の口に先輩の口が・・・
待って
まぢで思考停止。

「え!先輩?!」

これぢゃしゃべれない!!

あっ!
離れた。

「あ!あのその、ごめんなさい。」

え??
どゆこと??

「指原さんが可愛すぎて」

そういうこと真顔で言われるの初めて。
待って照れるぢゃん!!
私、今どんな顔してるだろ...

「あの、もう帰ります、さよなら」

家まで猛ダッシュで帰ろう。
タカタカタカ...

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