恋苺
≪将希side≫

「大川先輩!!」

指原??

「今の話聞こえてました」

まぢかよ?!
恥ずっ!!

「・・・で??」

「私・・・先輩のことが好きです」

今、何て??
先輩のことが好きですってコトは!!?
俺と付き合うってことか!!?

「本当に??」

「はい。私でよければ付き合ってください」

あー俺生きててよかった!!

「ぢゃ学校まで一緒に行こうか!!」

「先輩??手つなぎません・・・??」

何か指原ってこんなに積極的だったっけ・・・??
何かタイプ変わった・・・??

「あ、うん。」

ギュ

指原の手小さくてかわいいな。

「もう学校見えてきたからここらで」

スッ

つないでいた手がほどかれた。
まぁ学校の前だししょうがないよな。

「うん、今日2年生って調理実習でしょ!!?」

「え!何で知ってるの??」

話に乗ってくれてよかった。
沈黙になったら気まずいしな。

「家庭科室で昨日、先生が準備してたから!!」

「そうなんだぁ♪」

「あっ!ぢゃぁ3年の下駄箱はあっちだからまたな!!」

「ウン、先輩またね♪」

はぁ俺が付き合えるとは思ってなかった・・・
奇跡としかいいようがないな。

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