恋苺

≪美羽side≫

「指原さんってば!!」

ん??
なんなのー??
ってそういえばここは保健室だった!!

「あっ!!すみません。一時間経ちましたか??」

「経ったわよ。そういばさっき内山くんがここにきたわよ。喧嘩でもしたの??謝りたくて・・・とか一人でしゃべってたのよ。」

悠輔が??
でも今、謝られたってどうする気にもならない。

「ぢゃ教室戻ります。失礼しました」

タカタカ...

ガラガラ

「美羽ちゃん!!お腹の調子大丈夫??」

何で知ってるの??!
いや、お腹は全然大丈夫です!!笑

「うん。ゴメンね途中でぬけちゃって」

夏喜たちはまだ教室に戻ってないんだ。

あっ!!帰ってきた。

「夏喜、調理実習どうだった??」

「美羽!!お腹大丈夫なの??内山と何かあったの??」

夏喜はわざわざ小声で言ってくれた。
悠輔が教室にいるから。

「う、うん。喧嘩しちゃったの」

「そっか。後で詳しく教えてね」

夏喜は優しいな。

「うん。」

キーンコーンカーンコーン

やったお昼だ!!

調理実習で食べられなかったからお腹すいた・・・。

「美羽、一緒に食べよ??」

あっでも先輩のところ行く予定なんだよね・・・。

「夏喜、ゴメン今日は一緒に食べられないんだ」

「そっかぁ!さては彼氏だな?!笑」

首を斜めにひねってごまかした。
悠輔がいる教室でなぜか言うのがイヤだったから。
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