恋苺
≪将希side≫

キーンコーンカーンコーン

昼だぁ。

「将希!!一緒に食おうぜー」

「おう!!」

本当は指原さんと食べたいケドな。
てか俺いつまで指原さんって呼ぶんだろ?!
美羽って呼びてー!!笑

「そういえば!!今日は何と凛花ちゃんと奈々葉ちゃんが一緒にお昼を食べるのです♪」

え?!
奈々葉ってあの8組のめっちゃ美人な人か?!
初めてしゃべるなー

「そういや俺いいたくねーけど、奈々葉ちゃんは多分だけどお前狙いだぞ!!?」

は??
どうせ大島のことだから嘘っぽいな。

「嘘ばっかついてるから彼女できねーんだよ!!笑」

ガラガラ

「失礼しまーす。大島一輝と大川将希くんいますー??」

来たっ!!
二人ともすげー長い足だなぁ。
細いし。

「はい!!はい!!ここにいます!!」

大島テンション高っ!!

「あーいたいた!!一緒に食べよう♪」

「あ、うん」

めっちゃ目力あるな。
何か見つめられると照れるな。

「あのね、凛花と一輝って今ね良い感じなんだ♪」

まぢかよ!!?
あいつ俺に何も教えてくれてねーぢゃん。

「それってまぢの話ぢゃん??」

てかさっきから奈々葉ちゃんとめちゃくちゃ顔近いんだケド。
良いにおいがするー。

「うん。てかさー将希くんって彼女いるの??」

そんな上目使いで俺を見るな。

「え?彼女??ウーンまだよくわかんないんだ。」

うん。
まだ詳しくは決まってないよね??

「そうなんだぁ。さっきから思ったんだケド髪の毛すごいツヤツヤだね♪」

髪の毛とかあんま触られんの好きぢゃないんだよな・・・。

ふーとため息をつく。

ふと廊下をみるとそこには指原がいた。
悲しい顔をしてすごいスピードで走っていった。

もしかして誤解された...??

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