埋蔵金みーっけた。
そう思いながら、開かなかったら


相手によって酷い目にあうかもしれないので、


仕様がないから開く。





わー電話だよ。 しかも、麻由。



『もしもしー? 麻由? 寝坊したー』


『知ってるー。 それより、後ろ見て後ろ』


知ってるんかいっ、とか心の中で


ツっこみながら、恐る恐る後ろを向く。


少し後ろの方から自転車がゆったりと走ってくる。









・・・・・・あ、あれ麻由か!
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