埋蔵金みーっけた。
『うちも寝坊したー。 一緒行こー。
・・って、何で走って逃げんの?』


『人間・・いや、東海林 佳代さんの
本能です!』


一緒行こ、の声が聞えたと同時くらいに、


あたしは猛ダッシュを始めた。


理由は・・分かんないけど。


『待てってばー』


『絶対嫌じゃ』


一言いうと、電話をぶっちぎって


麻由を撒こうと走るスピードを


上げた。


・・・・いや本当、麻由の事はすきだけど。


友達として。
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